04/10/10


しっとりソフトなプルマン

材料名 Baker's
最強強力粉 50 175
強力粉 50 175
ドライイースト 1.0 3.5
砂糖 21
スキムミルク 14
バター 14
ショートニング 14
70 245
合計 191 668
2450cc 1.5斤型 生地比容積=3.66


粉はスーパーキング(タンパク質13.8%) リスドォル(タンパク質10.7%)を使用しています。お好みで変更してください。
変更の場合、ホイロの見極め、吸水などが変わります。
油脂を全量ショートニングだけで作る場合、アッサリした味になります。
使うスキムミルクをクリープに替えると、ちょっと風味と甘みが出ておいしいです。


◆◇ Process ◇◆  total time : 3時間50分〜
水を油脂以外の材料を入れた捏ね釜に入れ、捏ねはじめて行きます。
7分ほど経って、生地表面の艶が出て湿り
少し粘り気を感じる程度まで捏ね上がったら、油脂を投入して仕上げていきます。
生地がしなやかで艶のある状態になったら捏ね終了。
薄めの膜が均一に伸びる状態になっています。
捏ね時間 7〜8分 ↓油脂 後12分  捏ね上げ温度28度
【一次発酵】

28〜29度80分(約2.6〜2.8倍)、パンチ(強め)後、30分程度(約2.2倍)で終了。
パンチのやり方は 【 コチラ 】
【分割 ⇒ ベンチタイム】

4分割にして丸め直し、ベンチタイムを30分、生地がやわらかくなるまで行います。
【成形】

均等にホイロが上がりやすく釜伸びも安定するので
俵形成形が作りやすいです。
お好みで成形法を変えてみてください。
手丸めでも良いと思いますが
麺棒を使用した成形法がキメが細かく仕上がって良いです。
【ホイロ】

35℃、50分ほど発酵させます。
一番高いところで、型下1cmを目安にホイロ終了。
型の四隅や、分割した生地との境目の角に気泡が出来やすいので、楊枝などでつついてマメに気泡を潰してください。
【焼成】
190℃予熱、180℃20分 160℃6〜8分  焼減率 10%前後
(高速ガスオーブン使用)
お手持ちのオーブンで調節してください。


ひぃたんメモ
もともとプルマンは蓋をして焼くので、水分が多く しっとりしたパンが焼けますよね。
水分が多すぎると、シワや腰折れの原因になりやすいのだけど
プルマンは焼減率が1割ぐらいを目指しています。
油脂を多めにした事もあり、しっとりしたクラムが長続きしてくれます。
そしてモチッ!ともしているんだよ。
プルマンを焼いた翌日の朝食はトーストせずに、そのままで食べたい♪

生地量は工程中のロスも考えて、若干多めに仕込んでいます。
生地容積比は正味3.8ぐらいにしたかったんです。
(あと、量り易かったから〜( ̄▽ ̄;キリが良い粉量だったし)
今の流行は山形食パンで3.8、プルマンでは4.0前後ぐらいが好まれているそうで
もっと大きな数値の軽いパンもありますよね。
私はキメの細かい締まった感じのプルマンが好きなので、このぐらいの数値。
しっとり・もっちりしていて、サンドウィッチにも良く合いますよ★

フランスパン専用粉をブレンドしているので
強力粉100%のパンより、しっとり・モッチリ感が強く出ている感じがします。
この配合で、あまり生地比容積を小さくすると
ちょっとネチャ付いた感じになるのでご注意を!
しかし、こればかりは好みなので気軽に考えて(^^)
一般的に言われている標準範囲の3.6〜4.2の容積比の中で
気分によって粉量を変えて楽しんでくださいね☆
10g違うだけでも、食感は変わるので面白いです。
プルマンの成形(型詰め)の方法は
≪交差型詰め≫ と言うものが一般的なのだそうです。
M字型、N字型、U字型の成形が含まれています。
特徴としては キメが細かく内相が白いパンに仕上がり
プルマンに向いている成形法なんだとか。
詳しくは≪e-ぱん工房≫で成形の仕方が紹介されています★

ただ、ちょっと慣れるまでは難しい〜
なので、今回の成形方は作りやすい俵形を使いました。
いつも1.5斤でパンを仕込むときは3分割をしているのですが
プルマンの時は一つ多い4分割にして作ります。
ひとつの生地量を減らして、成形の時のガス抜きをしやすくし
俵形でもキメが細かくなるように、と考えてみました。
ホイロも均等に上がり易いので、見極めが楽です。
TOP
Copyright (C) since 2003 hii-tan All Right Reserved