04/01/10


中はふわふわ〜外はサクサクの仕上がりに♪

材料名 Baker's
強力粉 100 270
ドライイースト 1.0 7.56
1.8
砂糖 40.5
ヨーグルト 42 13.5
卵黄 18.9
バター 18.9
生クリーム 20 54
40 121.5
++ 折り込みシート ++
折込用バター 35 94.5
薄力粉 -
チョコシート - 150
2450cc 1.5斤型使用


強力粉はお好みで選んでください。その場合、吸水が変わってきます。
レシピは1cw(タンパク質13%)で考えました。釜伸びが大きいのでホイロが短くて済みます。
生クリームは乳脂肪40%を使用。
これより多い数値の生クリームを使う場合は吸水に注意してください。
45%のクリームを使う場合、生クリーム47.5gと一般的に良く売られている
乳脂肪3.6%の牛乳6.5gで、ほぼ同じ条件になると思います。
もともとの生地が柔らかいので、吸水には十分に気をつけてください。生地が柔らか過ぎると、折り込み作業が綺麗にできません。少し固めの生地になっています。
卵黄は、ほぼMサイズ一個分だと思います。
一個使って足りない場合は水を足して吸水調節してください。
折り込みバターには薄力粉をバターの10%加えてあります。
綺麗にバターを折り込む為の物です。作り方は【コチラ♪】

バターシートは折りこみ作業をする直前に作ると、硬さがちょうど良い状態になって作業が綺麗に進めます。

チョコレートシートは600gの物を、タテ・ヨコ半分に分割して サイズ14×20cmに薄く伸ばした物を使用します。こうすると、少ないシートでも折り込みが綺麗にできました。
イーストの量がとても多いうえ、あまり捏ねませんのでイーストが溶けない・・・なんて事がないように仕込み水の一部で軽く溶かして使用してください。
必ず仕込み水で溶かしてください。他の物と混ぜると発酵に影響します。
違う容積の型で作る時は、シートの分を含まない生地量計算で求めて粉量を出してください。
生地比容積=2450(cc)÷529.96(生地量)=4.62です。
このレシピは、耐糖性イーストで作っています。
普通のイーストの場合は,およそベーカーズ%3.6だと思うのですが
未実験なため( ̄▽ ̄;できれば耐糖性を使ってください。m(__)m


◆◇ Process ◇◆  total time : 16時間〜
はじめから全ての材料を一緒に入れて捏ねます。
捏ね釜に 粉・塩・砂糖を入れ捏ね器を回転させて、水と卵黄・生クリーム・水で溶いたイースト、最後にバターを入れていきます。
9分ほど捏ね、生地状態を見ます。生地に張りがあり、コシのある少し厚めの膜ができる感じです。
食パンのように薄い膜が出来なくてもOK。

捏ね上がり温度は25℃前後でお願いします。あまり温度が高いと
 冷蔵発酵が早く進んでしまうので気をつけましょう♪

捏ね時間 : 9分  捏ね上げ温度 : 25℃
【フロアータイム】

捏ね上がった生地をビニール袋に入れて四角く形を整えます。厚さ1.5cmになるように伸ばしてください。
これを室温(20℃前後)で約60分間、1.5倍になるまで発酵させます。
時間は倍率管理でお願いします。
【冷蔵発酵】

生地をポリシートで包み、冷蔵庫の冷風が直接当たると発酵が遅れるので上にタオルをかぶせて、バットなどに入れて冷蔵庫 (温度3℃) へ入れてください。
12〜15時間ぐらいで、だいたい2.7倍(2.5〜2.7)(生地温度 6℃)になります。
発酵終了です。
【成形】

@ 生地に軽く打ち粉をして24 x 24cmの正方形に伸ばし、生地のバターを置くスペースに軽く麺棒で押さえて菱形に跡をつけます。
バターが乗らない、菱形の外にできる三角形をした生地の部分は、矢印の方向に少し伸ばしておき
バターを包んだ時に重なり合う部分の生地厚を若干薄めにしておきます。

 
 菱形の部分に、あらかじめ作っておいた折込用バターシート(14×14cm)を置きます。
前の晩に作って冷蔵してあった物は室温に戻して柔らかくしておいてください。直前に作ったものはそのまま使います。

A 綴じ目をしっかり付けて、生地を裏返し折り込み作業に移ります。いきなり伸ばすのとバターが切れてしまうので、始めは麺棒で生地を押さえるように伸ばしていきます。
B サイズ50×23cmになるまで、やさしく麺棒を転がして伸ばしていきましょう。 三つ折りにします。
C 裏返して90℃生地を回しサイズ45×21cmに伸ばします。

 ここで90℃回転させて23cmの長さの方を右のように45cmまで伸ばす。

D
ここでチョコシートを入れます。両端15cmの場所に麺棒で軽く押さえて跡をつけ、生地の中央にシートを置きます。
  空気が入らないように注意して、折りたたむようにチョコシートを包み角度を90度変えて裏返します。

E サイズ39×30cmに伸ばします。両端を5mm弱ほどカットして断面を出します
(切りすぎ注意!)これを4等分にして、表面に刷毛で水を薄く塗ってから重ねて4段にします。
  ここまで出来たらポリシーとかタオルに包んで30分間冷蔵庫に入れ安定させ、30分後、冷蔵庫から取り出し、これを3等分します。


生地が冷めすぎないように注意してください。ホイロ時間に影響します。

 棒状にした生地を三つ編みにします。成形【コチラ。】
 必ず編み始めと終わりを下に巻き込むようにして、型に入れます。
生地を引っ張らないように、優しく折りたたむように編みます。

力を入れすぎると生地が変に伸びて、そこだけスカスカな感じになってしまうので気を付けて下さい。
型の両端に、少し余裕があるように生地が型に納まるのがベストです。
【ホイロ】

30度 2〜2.5時間。
粉にもよりますが1CWでは、型下1cmの高さで終了です。
場所によって大きく段差が出た場合は蓋をしてホイロを続け、低い部分が上がってくるのを待ちます。
バターが溶け出してしまうので発酵温度は低いです。時間・・・長いですが、がんばってください( ̄▽ ̄;
【焼成】

200〜210℃予熱 200℃7分⇒160℃23分 (l高速ガスオーブン使用) 
お手持ちのオーブンで調節してください。
はじめは高温で焼いて生地の上がりに勢いをつけます。
だいたい7〜8分もすれば中央まで熱が伝わって、釜伸びも終了していると思います。
後は低温で焦がさないように火を通していきます。
焼きが足らないとネチャ付いて潰れたパンになります。じっくり火を通して。
焼きあがったら型にショックを与え、型からパンを出して冷まします。
とてもフワフワなので、ショックは優しくしてください。


ひぃたんメモ
このレシピは生地比容積=2450(型容積)÷783.46(総生地量)=3.13程度です、型の容積に対して、だいぶ総生地量(生地量+シートの量)があります。なので、ホイロには十分に気をつけてくださいっ!
あまりに遅い釜入れは危険です・・・私は焼成時に蓋が飛んで型が変形しました(^^;)
デニッシュ生地はとても釜伸びします。
今回の生地は折り込むバターの量を減らしたので、生地にコク・風味を加えるために、代わりに生クリームの量を増やしてみました。

折り込みバターを増やすと、生地が重く、ちょっとしつこくなる上にチョコシートの味がぼけてしまうのです。
だいぶリッチな生地には変わりないのですが、くどすぎないソフトなパンになりました。

折り込み作業が成功すると、ぺり〜ッ!と、薄い層が一枚ずつむけるようなパンができます。
娘は、焼きたてのコレだけを食べるんだよね〜(--;)
ナイフで切る時は周りが汚れますので、ご注意を〜( ̄ー ̄)ニヤッ
悩むべきは、ホイロの長さなのです。
はじめは、イーストの量を増やそうと思っていたのですが。。。じっくり発酵させる事で【生地のうまみ】を出せたのではないか?と思っています。
ホイロ温度を高くできないのと、割に生地が重い(シートが入っている)ので時間がかかります。
シートと生地量とのバランスが取れていないと発酵過多なパンになり兼ねないのですが、そのような感じもしないし、ホイロ時間さえかければ出来上がったパンは美味しくいただける物になったのではないかな〜?(ホントかよっ!)

型が大きく、高さのある食パン型だと時間がかかるので、小さいサイズの型で作るとホイロ時間が短くなって作りやすいかも〜( ̄▽ ̄;
だいぶ長い時間ですが、作っていただけたら嬉しいです♪
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